水曜日, 12月 13, 2017

身ぶり表現・ごっこ遊びってこんなに楽しいっ!(笠井)

 失礼します。特別支援教育コース3年の笠井祐里です。今回は、保育内容の指導法(人間関係)の授業において、「身ぶり表現・ごっこ遊びってこんなに楽しいっ!」という事例(大阪:さくら保育園 2歳児ひまわり組の保育実践 ちいさいなかま編集部(編) 保育のきほん2・3歳児 ちいさいなかま社)について討論を行い、考えたことを書きたいと思います。

1歳児クラスから進級してきた子どもたちのなかで、数人の新入児は少し離れて様子を伺っているような状態からスタートした2歳児ひまわり組。生活経験を土台とした表現遊びを楽しみ、さらに友達と一緒に遊ぶ楽しさも感じてほしいと考え、実践されている事例です。

保育者は、絵本に登場した「とんぼのあかねちゃん」を生活の中に取り入れて、実体験に結びつくような場を設定されています。実際にクラスでヤゴを育ててとんぼになる姿を見たり、クモの巣探しに夢中になったりすることで、あかねちゃんの絵本の世界から、子どもたちのイメージもふくらんでいきます。そして、運動会種目「とんぼのあかねちゃんごっこ」では、新入の子どもたちも一緒になって表現することを楽しむことができました。

この実践を踏まえて、豊かな身体表現を促すための手だてについて考えました。討議では、まずは楽しい雰囲気作りをすることで、遊びの延長線上に表現活動を引き出すことが必要だという話になりました。嬉しい、びっくりしたなどと感情が動いた経験だからこそもう一度再現したくなるのではないかと感じたので、そのような場を設け、子どもたちの気持ちがたくさん動く機会を作っていくことが大切だと思いました。

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