26.12.17

『自然』とともに展開した2歳児保育 そのII -絵本の世界を楽しみながら『自然』とつながろう(中野)

 失礼します。幼児教育コース3年の中野です。今回は「『自然』とともに展開した2歳児保育 そのII -絵本の世界を楽しみながら『自然』とつながろう」(松本博雄・「二歳児の『一緒に心を動かす』を支えるもの」現代と保育)という事例について討議し考えたことについてかきます。

 この事例は、友だちとのかかわりがどんどん広がり、楽しいものになっていくこの時期に、子どもたち一人一人の世界が『自然』と『絵本』を通してよりおもしろく楽しいものとなっていくための手立てはどのようなものがあるか。また自然や人との繋がりがより心地よいものとなっていけるような働きかけとは具体的にどのようなものか実践した記録です。

 この実践記録の討議から絵本の良さとは何かを考えました。話し合いを通して挙げられた絵本の良さはたくさんありましたが、まず、当たり前ではありますが絵があるということが大きなポイントであると思いました。二歳児のとなると言葉を理解する力はまだまだ乏しいし、語彙力もそこまで多くありません。そんなとき、子どもたちの中でイメージを膨らませる手助けをしてくれるのが、絵本の絵であると考えました。クラスの子どもたちに読み聞かせをすると、子どもたちの中に絵本の絵が共通のイメージとして認識されます。そのおかげで、この実践にでてくる子どもたちは共通のイメージをもっておばけちゃんのおうちごっこを楽しむことができたのだと思いました。授業で実際におばけのおつかいの絵本を見て、特に印象に残ったのが「おばけヤナギ」です。柳の木はどこにでもある物ではないし、子どもたちの生活にとって身近なものではありません。おばけのおつかいの絵本を通して「おばけヤナギ」の絵が子どもたちの頭の中に残っていなければ、子どもたち自身で柳の木に興味をもつことはなかっただろうと思います。このように保育者が無理やり保育に自然を取り入れようとするのではなく、子どもたちが絵本での体験を通して自ら自然とつながっていく姿が理想的であるとも感じました。

 また、絵本を保育室に置いておくと、子どもたちが自由に何度も見ることができることも絵本の良さであると思います。特にこの実践は二歳児ということで繰り返しを楽しむ時期です。このような時期に子どもたちが「何度も読みたい!」と感じ、夢中になれる絵本に出会えたことがこの実践の大きなポイントであると考えました。ストーリーの長さや年齢にとらわれず、保育者が今の子どもたちにぴったりな絵本を見つけ出し、さらにそれをいつでも手に取って見られるように保育室に置いておいたという保育者の環境設定も重要だったと思います。

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