2/05/2017

それぞれの友だちへの一歩を支える(中桐宗一郎)

失礼します。幼児教育コース3年の中桐宗一郎です。今回は保育内容の指導法(人間関係)の授業で『それぞれの友だちへの一歩を支える』という事例(名古屋市 社会福祉法人熱田福祉会けやきの木保育園4歳児わかばぐみの保育実践 発達する保育園 子ども編:子どもが心のかっとうを超えるとき 平松知子 ひとなる書房(2012))を読み、考えたことについて書いていきたいと思います。


この実践は、いろいろなところで不安を感じ、一歩を出すことができない4歳児わかばぐみの子どもたちの姿を、和田保育者が支えていこうとする実践です。ひろむの思いを引き出すために一対一で受けとめようとするも結局ズブズブの関係になってしまったり、友だちに謝りたいゆらを立ち直りの力を信じて待ったり、運動会に向けて「力を合わせる」「がんばっててかっこいい」ということを、もんもんびゃっこの力を借りながら子どもたちと考え合ったり、2人でいることでしか安心感を抱けないりひととえみかに対して、周りの子どもの気持ちを直接の声で伝える援助などで、2人の関係が「2人であればそれでいい」から「2人でだったらやってみたい」になっていけるように関わったり、和田保育者自身も葛藤しながら、子どもたちが揺れる自分の気持ちと向き合うことを支えていきました。


話し合いでは、気になる子どもの周りの子どもにも目を向けることって大切だよね、周りの子どもの気持ちを保育者が伝えると、保育者からのメッセージが強く伝わってしまうよね、大人は子どもと子どもをつなぐけど、決めるのは子どもなんだよね、などの意見が出ました。

また、2,3歳では子どもが自分の言葉で伝えられないことが多いので、保育者が子どもの気持ちを代弁する援助が大事ですが、4歳では周りの子の言葉をそのままの声で伝える援助をすることで、保育者に言われるより心に響いたり、納得するのではないかなという意見が出ました。りひととえみかが給食に行こうとしないときも、「グループみんな揃ってたらランチルームへどうぞ♪」と言うことで、グループの他の子が2人を自然に呼びに行くことができ、2人も他の子の気持ちに気づくことができたのではないかと思いました。

クラスのグループ分けについても触れていたグループもありました。今回のりひととえみかみたいな子たちってよくいるけど、保育者によっては別々のグループにしていたり、同じグループにしていたりするよね、和田保育者は2人や周りの子の雰囲気を見て、別々のグループでも大丈夫と考えたのかな?という話も出ました。

クラスの雰囲気や子どもたちの人間関係を把握しておくことが大切だねということや、子どもたちが安心して葛藤できるということを保障することが大切ということを確認することができました。

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