2/14/2017

友だちとともに自信をもって卒園すること(瀧 寧々)


失礼します。幼児教育コース3年の瀧寧々です。今回は、保育内容(人間関係)の授業で『友だちとともに自信をもって卒園すること』という事例(京都府:朱一保育園5歳児クラスの実践 ちいさいなかま(全国保育団体連絡会/ちいさいなかま社)615号(2015))について討議し、考えたことについてまとめていきます。



1クラス36人の5歳児ぞう組の子どもたちの実践です。進級当初、ぞう組の子どもたちの中には、どこか自信のない子が多くいました。自己肯定感を高めるために積み重ねた保育(一対一、友だちの中で認められる、自分で達成感を感じられるように、手ごたえ、共同でなしとげること)を大切にすることが、なかまとともに自信をもって卒園することにつながっていくといった実践でした。保育の前半では、子どもの不安や緊張をうけとめ、寄り添うことを大切にしてきました。保育の後半では、「なかまの中で弱い自分を出していいんやで」という願いをもって保育をしてきました。


グループごとに分かれて、次の2点の論点で話し合いをしました。


まず1点目は、“5歳児保育の中で子どもたちがまるごと自分をわかってもらえている・認められていると感じるためには?”です。まず、この論点を話し合う上で、まるごとってなに?という話が出ました。できない自分もさらけだせることができたら、まるごと?ありのままの自分でいれることがまるごと?という意見もありました。話し合いを進めていく中で、評価の多様性・活動の多様化が、子どもをまるごと認めていくことにつながるのではないかという話がでました。
できる、できないを強く意識してしまう5歳児。できる、できないは視覚化されやすいため、子どもたちも、保育者もそこに目がいってしまいがちです。しかし、だからこそ、そこだけにとらわれるのではないということが、大切なのではないかと感じました。「できなくても、頑張ろうとしているあなたのことを、私もみんなも見ているよ。わかっているよ。」と見守り、その姿を支えていくことが、その子のことをありのまま、まるごと受け入れることにつながっていくのではないかと考えました。


次に2点目は、“保育の中における、行事の意味は?保育者はなにを願って、行事に取り組むのか?”です。実践の中でも、運動会や生活発表会を通して子どもたちが達成感、満足感をもち、自己肯定感を高めていっていました。行事といえば、毎年その時期がきたからやらなければいけない。だから、する。行事が1つのゴールになるといった取り組み方になってしまいがちなように思います。しかし、行事にねらいをもって取り組むことで、その行事が次の遊びや、新しい子どもたちの姿につながっていくこともあるということが話し合いの中ででました。子どもたちの主体性を大事にしながらも、保育者のねらいをしっかりともって、題材を決めていくことも行事のキーワードだと感じました。



講義の最後に松本先生がおっしゃっていた、「子どもと つくる 保育だからね!」という言葉が忘れられません。保育者だけがいくら頑張っても、子どもたちだけがいくら頑張っても、うまくいきません。子どもと保育者が一緒になって、遊んだり、楽しんだり、考えたり、葛藤したり、することが保育なのだと改めて感じました。

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