土曜日, 6月 01, 2013

子どもの「発見」を支える(松本)

  昨日、NPO法人アーキペラゴにて、芸術士の方々とのミーティングにお邪魔してきました。
  「芸術士派遣事業」とは、香川県高松市の事業として委託を受けたNPO法人アーキペラゴから、市内の保育所・幼稚園・こども園等に定期的に派遣されるアーティストが、保育者とともに保育をつくる活動で、2009年より実施されています。
  詳しくは次のWebpageを参照ください。

  芸術士の大切なミッションは、保育をつくるとともに、子どもの姿を記録する「ドキュメント」を作成すること。
  よく伸びる紙粘土で遊んだある日の、次の一枚をご覧ください。



  ハサミがなかったから、鼻と口の間で「半分こ」した4歳児のYちゃん。
  仮に「何で?」「何のために?」何て聞かれようものなら、きっと本人だって絶句しちゃうにちがいないけれど、子どもを導くという使命感の中での、できるーできないのまなざしからは見えにくい何かを取り上げてもらい、ちっちゃな発見の背中を押してもらえる人生は、「豊かさ」そのものだろうなと実感します。

  保育の原点は遊び。遊びとは楽しいもの。
  楽しさの中で発見できた経験は、自ずと次の発見と探求につながっていく。
  そんな魅力に、改めて立ち返らせてくれる芸術士派遣事業の取り組みを、これからも応援していきたいと思います。

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